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主の挑戦を見届けてもらうブログ

お酒にまつわる話

みなさーん!お酒すきですかー?

僕は嫌いでーす!

 

僕お酒弱いんですよね。飲むとすぐに気持ち悪くなっちゃう。

すぐ頭痛くなっちゃう。そんで、すぐ寝ちゃう。

 

よく飲むと気分が良くなる、気持ちよくなるとか言いますけど、

その感覚が全くわかりません!気持ち悪い気分になります。

 

なので、会社などで飲み会があった時は率先してドライバーを買って出ます。

 

ですが全く飲めないわけではないんです。よく学生の頃は飲んでいたんです。

いや違う、飲まされていたんです。

 

学生の頃の話

 

僕は大学生の頃、スキーサークルに所属していました。

 

長野の大学に来たからには、遊び程度でいいからスキーがしたいと思い

スキーサークルに入会しました。

 

しかしこのサークル。スキーサークルという名の飲みサーだったのです。

飲む量が尋常じゃない。たぶん皆さんドン引きします。

 

後々知ったのですが、このスキーサークル。

大学一の飲みサーとして有名だったそうです。

 

入会してしまった僕は、凄まじくハードな飲み会の数々を経験します。

 

注意!】汚い話をします。食事中の方はご注意ください。

 

恐怖の飲み会

僕のサークルの飲み会はイベント事に際して行われます。

例えば、文化祭の打ち上げ、スキー合宿などです。また新人歓迎会や、先輩の送別会も

もちろん飲み会が開催されます。

 

まず飲み会の会場なのですが、サークル御用達の居酒屋の2階を貸し切ります。

そして、飲み会の準備が行われます。

 

50本以上はあるであろう焼酎や日本酒、ワイン、果実酒の瓶が

机いっぱいに並びます。まるでお店のようです。

 

それらを見た後輩たちは恐怖で顔が歪んでいます。

 

間違いなくトイレに駆け込む必要があるので、嘔吐物で汚さないように新聞紙を

トイレに万遍なく並べます。

トイレまでに至らず、吐いてしまってはいけないのでトイレまでの道筋にも

新聞紙を敷き詰めます。このトイレまでの道を通称’’ゲロード’’と呼んでいました。

 

そして、どこでもで吐けるように、段ボール箱に袋を詰めた。通称''命の箱''

大量に用意されます。

 

そして準備が整うといよいよ飲み会がスタートです!

 

まずは普通にビールで乾杯し、普通の飲み会がしばし続きます。

料理に舌鼓をうち、先輩、友人と歓談し楽しい時間を過ごします。

 

そして・・・

 

「注目ーーーーーーーー!!!!」

 

コンパ部長と呼ばれる飲み会を担当する人の掛け声とともに、

楽しい時間は終わりを告げます。

 

まずは飲み会に関する人物らがみんなの前に並びます。

新人歓迎会なら新入部員、学祭の打ち上げなら学祭を仕切った人らが並びます。

 

その後、お立ち台と呼ばれるビールケースに乗り一人ひとり挨拶をします。

手にはお酒の瓶が握られています。

 

挨拶が終わると、コンパ部長がコールをかけます。

 

「〇〇のちょっといいとこみてみたい!!」

 

コールを皮切りに750mlほどの焼酎や日本酒を一気飲みします。

一本飲みきるまではコールが続きます。必ず飲みきらなければなりません。

 

※良い子は絶対にこんな飲み方してはダメだよ!

 

飲み干した人は早々にトイレに駆け込んでオエー

 

並んだ人が全員一本づつ開ける終わると、飲み会はさらにヒートアップ!!

至る所でコールがかかり先輩が後輩を飲ませにかかります。基本一気飲みです。

ちびちび飲むなんてことはありえません。

 

飲ませまくる先輩、飲まされまくる後輩。

吐き続ける後輩。

酔って脱ぎだす先輩。

潰れて’’命の箱’’に顔を突っ込んだまま寝る後輩。

酔ってトイレの流水を飲みだす先輩。

 

もう地獄絵図です。

 

頭おかしいよね?

 

まず飲む量がおかしい。

50本以上あった酒の瓶も30人ぐらいでほとんどが空になります。

僕も一気飲みで酒の瓶を何本も開けてきました。飲んだあとはトイレに直行です。

吐かないと確実に二日酔いになるからです。

 

いやぁ、頭おかしいわこのサークル。

 

こんなに飲むので、ほぼ全員潰れます。

 

しかし我々のサークルは潰れた人を決して放おっておくことはしません!

 

飲み会には、’’介護班’’と呼ばれる酔った人を救護する部隊が存在します。この部隊は基本飲まされません。飲まされない代わりに酔った人の介護をするのです。

 

 介護班は酔った人をひたすら吐かせることに専念します。

お腹を押さえて吐かせたり、それでも吐かない人は喉に指を突っ込み吐かせるほど

吐かせる事に徹底します。

 

そして、胃液が出るまで吐かせ終えた人を次々に車でその人の家まで送り届けます。

家に到着すると、吐いたもので喉を詰まらせないように必ず横向きで寝かせ、

枕元には水といつ吐いてもいいように袋を用意して去ります。

 

これが介護班の役割です。

 

 

最初から飲み会やるなって!!

 

 

 

なんでこんなひどい状態までにして飲み会をしなければならないのか疑問でした。

 

ですが今になってわかります。

 

それは結束力です。

 

過酷な飲み会を切り抜けた先には仲間同士の強固な結束力が生まれるのです。

まるで戦争で生き残った軍人のように。

 

今でもサークルの同期とはとても仲が良く県外で離れていても定期的に飲みに行きますし、スキーにも行きます。

 

僕はサークルの飲み会を通してかけがいのない仲間を手に入れたのです。

 

なんだかいい話になってしまいましたが、飲み会のおかげで酒が嫌いになりました。